大盤振る舞いってどういう意味?大盤って何?

大盤 振る舞い 意味
主婦や学生の強い味方と言えば、バーゲンセールやタイムセール、閉店セールなんてものもありますね。
欲しいけれど値段が高くて手が出なかった商品を格安で手に入れられるチャンス。
これを逃す手はない!とばかりに、その日、その時間めがけて買い物に行くわけです。

お店的には集客効果と、安いからこれも買ってしまおう、という心理状態を狙って、少しでも多くの物を買わせようと開催しているもの、とはわかっているわけですが、安く手に入るに越したことはないですものね。

「赤字覚悟の大盤振る舞い」などと言いますが、本当に赤字を覚悟しているのかは経営者のみぞ知る、といったところです。

さて、そんな場面でよく耳にする「大盤振る舞い」ですが、説明しろ。と言われると難しいですね。

また、そもそも「大盤」って何のことなのでしょうか。
まずは意味から確認していきます。

大盤振る舞いの意味

「大盤振る舞い」は辞書によれば、
「人々に対して気前良く振舞うこと。盛大にもてなすこと」
を意味する言葉です。

四字熟語として「大盤振舞」と書くこともあります。
凡そ認識されている意味だろうと思います。

大盤とは

では「大盤」とは何でしょうか。
「大盤」とは「食料や水などを入れる大きな器」のこと。
と辞書にあります。

そうなると「大盤振る舞い」は
「大きな器で人々をもてなす」
といったニュアンスになるのでしょうか。

大盤振る舞いの由来・語源

「大盤振る舞い」の由来・語源を調べると、前述の「大きな器」を意味する「大盤」が初めから用いられているのではない、ということがわかりました。

「大盤振る舞い」の「大盤」は、実はただの当て字になるのだそうです。

元々は「椀飯振る舞い」と書いて、「椀飯」の読みが、「わんばん」から「わうばん」そして「おうばん」へと変化し、それに伴って「大きな器」である「大盤」と混同されるようになっていきます。

そして現在では「大盤振る舞い」と書くのが一般的になっている。
ということのようです。

元の「椀飯」ですが、これは文字通り「お椀に盛ったご飯」のこと。
平安時代に儀式などの際にお椀に盛った食事が振舞われたことから、「椀飯振る舞い」という言葉ができたようです。

この言葉が江戸時代になると庶民の間でも使われるようになり、大勢で開催される宴会を意味するようになります。

この時まではまだ「食事を振舞う」ことを指していましたが、現在では漢字の変化とともに、食事に限らず、とにかく「気前良く振舞う」ことを指す言葉になっています。

むしろ初めに述べた通り、バーゲンセールなど特売の時の方がよく使われている気がしますね。

まとめ

昔は「食事を振舞う」意味で使われていた言葉「椀飯振る舞い」が時代とともに変化し、様々な物を「気前良く振舞う」意味になると同時に、読みも変わってきたことで「椀飯」が「大盤」になったもの。

それが「大盤振る舞い」ということのようです。

元となった「椀飯振る舞い」は、現在の「大盤振る舞い」のように「盛大な」イメージはあまりありませんね。

人の噂にどんどん尾ひれが付いていくように、言葉にも尾ひれが付いていくものなのでしょうかね。