蛾と蝶の違いは何?どんな風に区別されているのか?

蛾と蝶の違い

蛾と蝶の見分け方って知っていますか?

蛾は黒や茶色っぽい感じで、蝶は色鮮やかなイメージがありませんか?
色のイメージから、蛾は汚い感じがして苦手だけど、蝶は大丈夫な方もいるのではないでしょうか。

でも、具体的な違いって分からないですよね。
どういう基準で区別されているのでしょうか。

蛾は夜に、蝶は昼に飛んでいる?

基本的には蛾は夜行性で夜に飛んでおり、蝶は昼行性なので昼に飛ぶと言われています。

ですが例外の種類も多数おり、種類によっては朝や夕方頃の薄暗い時間を好む蝶や、夜に家の灯りの周りを好む蝶もいます。
そして、昼行性の蛾も存在しています。

なので
「蛾は夜に飛ぶから夜行性で、蝶は昼に飛んでいるから昼行性。今は昼間だからあれは蝶だ!」
とは言い切れないということですね。

蛾は茶色で蝶はカラフル?

冒頭で言った
「蛾は茶色っぽく、蝶は色鮮やかなイメージ」
基本的にはそれで合っているようです。

夜行性であれば色鮮やかである必要はないので、多くの蛾は目立たない暗めの色をしています。

しかし、先ほどお伝えした通り昼行性の蛾も夜行性の蝶もいるので、蝶よりも色鮮やかな昼行性の蛾もいるそうです。

なので、私のように色で区別していた場合、蝶だと思ったものが蛾だったということもあるかもしれません。

羽を広げて止まっていれば蛾、たたんでいれば蝶?

羽を広げて止まっていれば蛾。たたんでいれば蝶。
という見分け方をすると聞いたことがありませんか?

これも基本的には正しいのですが、蝶でも羽を広げて止まる種類もいますし、体温を上げる為に太陽に当たりやすくしようと羽を広げて止まる蝶もいるそうなので、こちらも例外ありでした。

胴体や触覚の違いは?

胴体の形についても違いはあるようで、蛾は太くて、蝶は細いと言われています。

しかし、胴体が細い蛾や、蛾のような胴体をした蝶もいるとのことなので、これも絶対ではありません。

触覚に関しても、蛾は糸状や櫛型(くしがた)、羽毛状など様々で、蝶は先が膨らんでいるこん棒状が基本ですが、蝶と同じ形の触覚をした蛾もいるとのことなので例外ありです。

蛾と蝶は明確な違いがない!

どれも、
基本的には違いがあるけど、例外もあるよ!
ってものばかりで、結局見分け方は何?!

と混乱してしまいそうです。

これまで挙げたものは、あくまで
「日本にいる蛾と蝶の一般的な違い」
のことであり、海外まで視野を広げるとさらに例外が増えます。

蛾と蝶はどちらも「鱗翅目(りんしもく)」の仲間で、根本はほぼ同じなので明確に区別することは難しいとのことです。

分類学上で言うと、蛾と蝶の違いは属している「科」の違いだけ。

  • セセリチョウ科
  • アゲハチョウ科
  • シロチョウ科
  • シジミタテハ科
  • シジミチョウ科
  • タテハチョウ科

以上の6つの科に属するものが蝶で、これらに属していないものを蛾と区別しています。

また、日本語と英語では
「蛾(moth)」
「蝶(butterfly)」
と二つの言葉で区別していますが、ドイツ語やフランス語などでは蛾と蝶をそもそも区別しておらず、一つの言葉で表しています。

日本では見た目や特徴にちょっとした違いはあるものの、世界に存在する蛾と蝶を調べると例外が多く存在するので、一概に見分け方を決めることが出来ないです。

つまり、属している「科」が違うというだけで、特に大きな違いはありませんでした。

蛾と蝶の幼虫は区別の仕方があるの?

蛾と蝶にはきちんとした見分け方はないとのことでしたが、それでは幼虫の場合は何か違いはあるのでしょうか。

まず答えから言うと、違いはありません。

蛾や蝶の幼虫というと、青虫、芋虫、毛虫の3つですよね。
これもまたイメージですが、青虫や芋虫は蝶の幼虫で、毛虫は蛾の幼虫という風に区別するイメージでしたが、これもまた例外が多くて見分けるのはとても難しいのだそうです。

ですが、エサによって大体は見分けることが出来るみたいです。
大根や白菜のような柔らかい野菜を好む青虫は蝶の幼虫で、柿の木を好んでいたら蛾の幼虫という風に、好む植物である程度区別することが出来ます。

つまり、どの植物にいるかで、蛾の幼虫か、蝶の幼虫か、が判別できる。ということですね。

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