カトリックとプロテスタントの違いは何?厳しいのはどっちなの?

カトリックとプロテスタントの違いは何?厳しいのはどっちなの?

カトリックとプロテスタントというと、宗教について詳しくなかったとしても、聞いたことが一度はあるという方がほとんどである程、キリスト教の宗派の中では有名だと思います。

ですが、具体的な違いを知っているという方はそれほど多くないのではないでしょうか?

カトリックとプロテスタント、どちらの方が厳しいのかな?
とか、
教会に違いはあるのか?
結婚式やお葬式も違ってくるの?
など、カトリックとプロテスタントの違いについてさまざまな疑問を持っていたので、これらについて色々調べてみました!

簡単に、それぞれ違いって何?

宗教は、調べ始めるととても奥が深くて正直難しいな・・・と思ってしまいました。
ですが、ざっくり簡単に知るだけでも大方理解は出来ると思うので、まずは簡単に説明していきます!

まずはそれぞれの特徴をご紹介します。

カトリックは伝統重視、教皇を中心とした中央集権

カトリックは「伝統を大事にする」と「組織構造がピラミッド形式」という特徴があるようです。
歴史のある聖堂や儀式など、昔からの伝統を大事にし続けています。
そういう部分も長く続く理由なのかもしれません。

そしてカトリックは教皇様がトップで、ピラミッド形式となっており、強い一本集権だということです。

プロテスタントは聖書重視、教団ごとに意見が異なる

次にプロテスタントです。
こちらは「何よりも聖書を重視すること」と「教派、教団によって意見が異なる」という特徴があります。

とにかく聖書だけを頼る、という考えであるそうです。
そして、教派、教団によって意見が違い、真反対である場合もあるほどだそうです。

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このようにざっくりと違いをご紹介しましたが、考え方などに大きく違いがあるという事が分かりました。ここからさらにそれぞれ違いについて詳しく掘り下げていきます。

具体的な違い4つ。考え方、階級、教会建築、十字架

さらに特徴を踏まえて、具体的にどのような違いがあるのかご紹介していきます。

1.影響力、権威の順番が違う

カトリックの場合は、
1神 2教会 3聖書 4信者
が権威の順番となっています。

カトリックの場合
「教会は聖書を正典(信者が従うべき基準)とした場所」
という考えをしていることから、教会の方が聖書よりも影響力が高くなっています。

一方プロテスタントの場合は、
1神 2聖書 3教会・信者
の順となっており、教会と信者は同等となっています。

そして聖書に書かれていることは神の言葉であるという考えがされています。
よって、神の次に権威があるとしているということです。

どちらも神を信仰しているという点は同じですが、その他の権威の順番が異なるということですね。

二つは、元々は同じであったのですが、カトリックとの考えの違いや、カトリックへの抗議(プロテスト)から生まれ、プロテスタントとなったそうです。
なので、原点は同じということで共通点もいくつかあります。

2.厳しいのはどちらかと言えばカトリック

厳しいと言っても何を指して厳しいというかによるかもしれませんが、規律の厳しさで言えばカトリックの方が厳しいのではないかと思います。
理由として、一つ目に階級があるかどうかの違いがあります。

カトリックには「階級」が存在します。
上から順番に
1教皇 2枢機卿(すうききょう) 3大司教 4司教 5助祭
となっています。
そして、聖職者は結婚が出来ません。

一方プロテスタントには階級はありません。
理由としては、先ほど権威の順番でもご紹介した通り教会と信者が同じ立場にあるためです。

一応、聖職者のことは「牧師」と呼びますが、皆平等であるため階級を表しているわけではありません。
そして牧師は結婚も可能です。

このように、カトリックには階級があるということで上下関係の厳しさがあります。
更に聖書に書かれた教えをそれぞれの教会が統一して守っています。
なので、カトリック系の学校では上下関係に厳しい、聖書に書かれた教えをしっかり守るという厳しさがあります。

プロテスタントの場合は教会によって解釈も異なることから、カトリックに比べたら自由な感じがしますね。
なので、プロテスタント系の学校でも、比較的自由な雰囲気で、個人個人を大切にしているみたいです。

3.教会のデザインの違い

教会のデザインにも明確な違いがあるようです。

カトリックの教会は、プロテスタントと比べて豪華な印象で、教会の中に像や絵があるなど、とにかくこだわって作られている印象です。

プロテスタントの教会はシンプルです。
教会の中には十字架とオルガンくらいしかなく、カトリックに比べると凝ったデザインはなく少し地味な印象ですね。

4・十字架の違い

十字架に関しても違いがあります。

カトリックの十字架はイエス・キリストと十字架。
プロテスタントは十字架のみとなっています。

先述の教会の造りの違いと同様、カトリックはこだわりの装飾、プロテスタントはシンプル。という印象ですね。

結婚式とお葬式の違い

今は日本でも教会で式を挙げる教会式が主流ですよね。
ですが、その教会式もキリスト教の式であるのでカトリックとプロテスタントそれぞれの違いがあるみたいです。

結婚式について

カトリックで結婚式をする場合は、条件があります。

一つ目は結婚する新郎新婦のどちらかがカトリックの信徒である必要があります。

二つ目は一部例外を除いて初婚であることです。
結婚していたが死別してしまったという場合においては、再婚でも可能とのことです。

そしてカトリックの結婚式のバージンロードは赤または緑。
式を進めるのは「神父」です。

プロテスタントの結婚の場合は信徒である必要はなく、礼拝や勉強会(講習)に参加し教会に認めてもらうことが出来れば誰でも式を挙げることが出来ます。

プロテスタントの結婚式のバージンロードは白。
式を進めるのは「牧師」です。

私はバージンロードといえば赤なイメージが強かったので、日本で浸透している教会式はカトリックのものなのかなと思いましたが、カトリックの結婚式を挙げるのはハードルが高いそうなので、やっぱりプロテスタントの結婚式の方が一般的な気がします。

お葬式について

次にお葬式の違いについてです。
葬儀(ミサ)というのですが、これもそれぞれ目的が少し異なっていました。

カトリックの葬儀は、故人の罪を詫びて許しをもらうこと。更に永遠の命をもらえるよう故人のために祈ることが目的としています。

プロテスタントの葬儀は、神に感謝をし、遺族を慰めることが主な目的としています。

それぞれ大きく違う点は、カトリックは故人のために祈ることを目的にしており、プロテスタントは神にささげるために祈ることを目的としていることですね。

プロテスタントが生まれたきっかけとなる出来事は?

先ほど「具体的な違い4つ」のところで、カトリックへの抗議、反抗からプロテスタントが生まれるきっかけになったと少しお伝えしました。

そこで、
どうしてカトリックへの抗議からプロテスタントが派生したのか?
ということについてもう少し詳しく知りたいなと思ったので、きっかけなどについて調べてみました。

マルティン・ルターという人物はご存知でしょうか?

カトリックしか存在しなかった時代に、教会は「免罪符」という今で言う罰金のようなものを納めれば罪を許しますよ!というルールを新しく作りました。

このルールに納得がいかず最初に反対の声をあげたのが、マルティン・ルターです。

マルティン・ルターは、このルールに対して
「このようなルールは聖書に書いていない。書いてあることに従うべきだ。」
と主張しました。

これがきっかけでカトリックに抗議してプロテスタントが生まれたということなのです。

この問題となった原因が、
聖書に書いてあることに従うのか。
独自のルールを作るのか。
でしたよね。
そこから、カトリックとプロテスタントの権威の順番が異なっていることに繋がるのです!

さいごに

このように、同じキリスト教であり元々は同じであったので共通する部分もあるのですが、考え方や結婚式の決まりや教会のデザインなど、異なる部分の方が多く目立った印象でした。

ですが、ここで紹介した事はほんの一部で、掘り下げていくとまだまだ奥深いことが詰まっています。

カトリックとプロテスタントに少しでも興味を持つきっかけとなれば幸いです。

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