「五月蝿い」の語源は「心が狭い」?昔からうるさいは使われていた?

「五月蝿い」の語源は「心が狭い」?昔からうるさいは使われていた?

電車の中やカフェにいるとき、スーパーでのレジ待ちの時など、ちょっとした時に誰かの声や音に対して「うるさいなぁ」と思ったことないですか?

漢字で書くと『五月蝿い』なのですが、なぜハエ?なぜ五月?

日常でよく言ったり思ったりする『五月蝿い』
よく使うけど、語源や漢字の由来など意外と知りませんよね。
実はちょっと人に言いたくなるような語源や由来があったりするんです。

「五月蝿い」の語源は「心が狭い」?

古い日本語で「うら」という言葉が『心』を意味していました。
その「うら」が変形して、「うる」になったものと、『狭い』を意味する「狭し(さし)をくっつけた言葉が「うるさい」語源とされています。

「うる」と「さし」で「うるさし」は、平安時代末期あたりから煙や音・声に対して感覚的に『煩わしい』『うっとうしい』という意味で使われていました。

自分の心が乱されて閉鎖状態となることを言っていたそうです。
現在でも、ほぼ同じ意味で使われていますよね。

他の人は気にしていないことでも、自分にはうるさく感じてしまう時って少しだけ心に余裕がない時ではないでしょうか?
語源から分かるように心が狭い時、つまり気持ちに余裕がない時など「うるさい」となってしまいませんか?
本人の気持ち一つということですよね。

「五月蝿い」の漢字はなぜ五月?なぜハエ?

「うるさい」はなぜ五月のハエと書くのでしょうか。
五月のハエは果たしてうるさいのか?という疑問がありますよね。

語源のところでも書きましたが、この「うるさい(当時は「うるさし」)」が使われだしたのは平安時代。
平安時代では旧暦(太陰暦)を使っていましたので、今私たちが使っている新暦(太陽暦)とは月がずれていて、5月は今でいうと6月あたりになります。

6月といえば梅雨。
ちょうどこのくらいの時期から生ゴミのあたりに飛び回ってる印象ですよね。
実際、六月から七月の気温が25℃~30℃で、湿気が高くなると活発にハエか動きだすそうです。

五月になるとハエが湧いて煩わしい。という情景が「五月蠅い」になったんですね。
なるほど~。

はじめての「五月蠅い」は樋口一葉?

「うるさい」という言葉自体は平安時代から使われていましたが、実は「五月蠅い」と漢字があてられたのは明治時代になってから。だそうです。

はじめて漢字をあてたのは樋口一葉。
『十三夜』という小説の中ではじめて「五月蝿い」が書かれたということです。

それ以来すっかり定着してしまった「五月蠅い」の漢字。
流石5千円札に選ばれるような人は影響力がすごいんですね~!

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