烏合の衆の意味と使い方。出来れば言われたくない言葉です。

烏合の衆

「烏合の衆」の意味を知っていますか?
なんとなく知っているという方や全く知らないという方が多いと思います。

漢字から推測してカラスの集まり?集団なことかな?と考えがちですが、意味を知って日常の会話の中で使えるようになったら会話スキルが上がりますね。

「烏合の衆」の意味を詳しく掘り下げてみよう

「烏合の衆」の読み方わかりますか?
《うごうのしゅう》と読みます。

初見で読める人はなかなかいない気がしますが、
鳥(とり)ではなく、烏(からす)の漢字を使っています。

なぜカラスなのか?
漢字の意味はどういったことか?
掘り下げてみます。

言葉としての意味

「烏合の衆」とは
「規律や統一もなく、寄り集まった群集や軍勢、集団」
という意味で使われます。

簡単に言うと、
まとまりがなく人が多く集まっただけの集団。
と解釈できます。
言うことがあっても、言われるのは嫌な意味です。

なぜ烏(カラス)?

基本単独行動のカラスが集まったところで、好き勝手に鳴いているだけです。

まとまりのある渡り鳥には規律があり団結力があるように見え、その逆のカラスがまとまりがない様に見えるので例えとして使われました。

漢字の意味は?

「烏(カラス)」は鳥のカラスです。
「合」は集まって一緒になるといった意味です。
「衆」は数が多い・多くの人々といった意味です。

カラスが集まり一緒にいる集団となりますが、人をカラスに例えているので
《人が大勢集まっているだけの集団》となります。

正しい使い方、間違った使い方

カラスはあくまで例えなので、使う時も「人」に対して使います。

正しい使い方

  • チームの人数が足りなくて声を掛けて集めたけれど、烏合の衆で試合に勝てるはずがない。
  • 敵の数は多いけど、烏合の衆だろう。
  • 急な現場仕事で人を集めたが烏合の衆で期限までには間に合わなそうだ。

「人」に対して使うので、集団であっても「人」以外では使いません。
更に現代はカラスは頭のいい鳥として有名ですが、知恵がある集団という意味では使いません。

間違った使い方

  • 蟻が集まって大きな虫を倒そうなんて、しょせん烏合の衆だ。

由来を知ろう

「烏合の衆」の由来は中国の《後漢書》 の出典です。

東帝が王郎と戦うことになり、敵の兵の数が多いため東帝は王郎を倒せるか心配しました。
すると部下が「王郎は烏合の衆を集めただけだから、この戦は勝てますよ」と言って東帝を励ましました。
それから、統率のない群衆や軍勢をあざけて「烏合の衆」と言うようになりました。

「ことわざ・慣用句の百科事典」より引用

こんな古くからある言葉なんですね。
それに、最初っからかなり相手のことを見下した言葉として使われていたんですね。

まとめ

会社やチームなど集団で動く機会が多いですが「烏合の衆」なんて言われないようにしたいですね。