あみだくじのルールと作り方。実は心理戦?公正ではないって本当?

手書きあみだくじ

誰が部屋の掃除をするとか、ちょっとした決め事をする時に手軽に出来る「あみだくじ」

実は公正ではないって知っていましたか?

あみだくじの一般的なルールや作り方を通して見てみると、実は人の心理が働いて当たりの確率が平等ではなくなっているのです。

なぜ平等ではないのか。どんな心理が働いているのか。について解説します。

あみだくじのルール

ここでは一応ですが、あみだくじのルールについて説明したいと思います。
まずはあみだくじの作り方ですね。

一般的なあみだくじの作り方は

  1. くじの参加人数分縦線を引く
  2. 適当な数の横線を引く
  3. 当たりの目印を入れる
  4. 下の部分を隠す。

となります。

通常は下端に書かれた当たりが見えないように下半分を隠した状態で、まず参加者全員それぞれのスタート位置を決めます。

手書きあみだくじ-アタリ隠して

もしあみだくじを書いた人も参加する場合は、スタート位置を決める順番は一番最後にします。そうしないと不公平になるからです。

全員のスタート位置が決まったら、隠していた下半分を開いていよいよあみだくじのスタートです。
くじを引くには、選んだ縦線を上から下に進んでいき、横線があれば横線にそって進み、縦線までいったら、また下に進む。これの繰り返しですね。

実は公正ではないあみだくじ

実はあみだくじは公正なくじではない。と知っていましたか?
当たりを引く確率は平等だと思ったら、実はそうではないんです。

その理由は2つ

  • 数学的な理由(確率と期待値の掛け合わせによるバラツキ問題)
  • 心理的な理由

数学的な理由については別の記事で解説しています。

この記事では心理的な理由について述べますね。

ついつい真ん中を選んでしまうから平等ではない?

下の部分を隠して当たりの位置が分からない状態の場合、当たりをひくかハズレを引くかの確率は全員平等になるんじゃないか?と思われるのではないでしょうか。

しかし、実際は少し変わってきます。
ここに人間の心理が絡んでくると平等ではなくなるのです。

例えば、くじ(縦線)が10本で当たりがひとつのあみだくじがあるとします。
これは作り手の心理ですが、当たりを両端にすることが少ないのです。
無意識に当たりを真ん中寄りにしてしまうのです。

ここからは、私個人の考えですが、日本人は協調性を大事にします。周りに合わせようとします。長時間、列を乱さず並ぶことができるのが日本人の特徴です。
周りと合わせることが美学でそれを乱すことを嫌います。

この協調性の心理があみだくじを作る時にも影響しているのではないかと思います。
1番端を当たりにして、結果が分かった時に周りから文句を言われたくないのです。
「なんで、端を当たりにするの?あなた、変わってるね。」
このセリフを無意識に聞きたくない心理が働いているのではないかと思います。
だから、当たりが真ん中寄りになる確率が高いのです。

さらに統計学上、横線が少ないほど当たりの真上が1番当たりを引く確率が高くなります。
スタート位置が当たりの線から離れるほど、当たりを引く確率が低くなります。

ですので、真ん中あたりからスタートする人と、端からスタートする人では当たる確率が違うのです。

結論をいうとこうなります。
「あみだくじの当たりは心理的に真ん中寄りになる」

統計学上、当たりの真上(もしくはそれになるべく近いところ)を選ぶことで、あみだくじの当たりを引く可能性は高くなる。
これは、当たり部分を隠しているとか、横線の数(一般的な数の場合)、縦線の数(参加人数)に関係なく使えることなのです。

だから、あみだくじは公正でないのです。

コンピュータにランダムに選択させたほうが、意外な結果になることが多いと思います。宝くじや数字選択式のくじの場合、変わった数字の並びになることが時々あります。
人間が数字を選択していたとすれば、そういうことはなかなかないと思います。

あみだくじの勝率を上げる方法

この心理と統計学上の当たりのパターンを理解していると、あみだくじで有利になる可能性があります。

逆にハズレを引く可能性も高めることが出来ますね。
1番端を選べばいいのです。

例えば、やりたくない仕事や罰ゲームをあみだくじで決める場合、自分から進んで、あみだくじを作り、真ん中が当たり(この場合当たりではないですけど)にして、自分は1番そこからなるべく遠いところを選べばいいのです。

横線は頑張ってたくさんいれても確率が均等になることはないので、1番端を当たりにして、その反対の端をえらんでもいいですが、少し不自然ですからね。

ここまでお話ししたことは、あくまで私の経験や個人的な考えによるものなので、こうすれば必ずしも良い結果が出るものではないので、ご了承ください。

まとめ

あみだくじは数人が集まった時に何かを決めたい時、いろいろな抽選、罰ゲーム、仕事などいろいろ数多くのことに使えます。
また、コミュニケーションのひとつになります。

ちなみにあみだくじの語源は阿弥陀如来の「阿弥陀」からきています。
発祥は室町時代といわれており、当時のあみだくじは現代とは形状が異なり、放射線状で蜘蛛の巣のような形をしていました。

この放射線状の形が、阿弥陀如来像の光背(仏像の背後に飾られる仏の威徳を象徴するもの)に似ていることから、「あみだくじ(阿弥陀籤)」という名前になったと言われています。

あみだくじで当たりを引く確率を上げる方法も紹介しましたが、あみだくじは「阿弥陀くじ」です。
阿弥陀様に見られているかもしれないので、「阿弥陀くじ」でのイカサマはほどほどにしたほうがいいかもしれませんね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする