あっぱれの意味って?反対の言葉も元は同じだった?

あっぱれ_意味
時代劇でよく聞く「あっぱれ」。
週末の朝に某番組で多用されていると嬉しくなる言葉ですよね。
私は最近だと、エンゼルスの大谷選手の話題で「あっぱれ」が出るとほっこりします。
そんな「あっぱれ」の意味や語源を調べてみました。

あっぱれの意味は?

辞書によると
「感動するほど優れているさま。賞賛する時に発する単語」
これが「あっぱれ」ですね。
皆さん認識している意味と、おそらく同じだと思います。
英語で言うなら「excellent」ですね。
日常会話の中で使うことは少ないですが、誰もが意味は知っている。不思議な単語ですね。

あっぱれの語源って?

そもそもは、感動詞の「あはれ」が語源だそうです。
「あはれ」は、感動語の「あは」と接尾語の「れ」で構成される言葉。
源氏物語のテーマ、「もののあはれ」を思い起こすと、確かに「あっぱれ」の意味でも使われていますね。その「あはれ」が促音化して、「あっぱれ」ができたようです。

しかし「あはれ」は、喜びはもちろん、悲しみも含めて、心の底から湧き出てくる感情、
その全てを表す言葉です。「あっぱれ」には悲しい感情は含まれませんが、ではその悲しみはどこへ?と思いますよね。

実は「あはれ」は、「あっぱれ」と「哀れ」両方の語源です。
感情全てを表す「あはれ」が、中世以降に、賞賛する時は「あっぱれ」悲哀を表現する時は「哀れ」と、分けて使われるようになった、ということのようです。

あっぱれを漢字で書くと?

語源となった「あはれ」に漢字はありませんが、「あっぱれ」は漢字で書かれていることがありますよね。

「天晴」、あるいは「天晴れ」。見たことがあるのではないでしょうか。
見ただけで晴れやかな気持ちになりますが、これらは意味や音から連想された当て字で、語源とは関係がありません。送り仮名の有る無しで使い方が変わったりもしないようですね。
ちなみに、国字で「遖」という字もあります。
こちらは今回初めて見ました。知っていないと読めないかもしれないですね。

おわりに

相手を褒める時に使われる「あっぱれ」。正反対の意味の「哀れ」と同源だったとは驚きでしたが、よく考えると、どちらも確かに感動する時、つまり感情が動く時に使われる言葉ではあります。

紫式部の時代よりもどんどん言葉が細分化されて、現在の言葉ができているんですね。今で言うと、若い世代から新しい言葉が生まれてくるのと同じ現象でしょうか。

言葉がどんどん変化し、進化して、より繊細な表現ができるようになっていく。
昔から変わらず、これからも新しい言葉が生み出されていくのでしょうね。