昆虫食・昆虫料理・虫の味・美味しい昆虫まとめ、ランキング

バグカナッペ

ここ最近、じわじわと盛り上がりつつある、昆虫を食材として使った料理。

略して「昆虫料理」もしくは「昆虫食」

「食べてみたーい!」という反応の人と
「食べたいと思わないし見たくもない」という反応の人と
おもしろいぐらいに反応が真っ二つに分かれる食材です。

まだまだ日本では(一部地域を除いて)一般的とは言えない食材である「昆虫」ですが、一言に「昆虫」「虫」といっても、その種類は多く、味、食感も様々です。

この記事では、僕がこれまで昆虫食イベントや自宅で調理したりして食べてきた昆虫の「味」にフォーカスしてまとめてみます。

昆虫の味はざっくり分けて4パターン

他の多くの食材同様、昆虫も調理方法次第で味わい、食感等はいくらでも変わります。

ですがまずは昆虫の素材の味を知りたくて、だいたいの昆虫は「素揚げ」や「塩ゆで」「乾煎り」などで一度食べてみます。(必ず加熱調理してから食べています)

その時の印象で分けると、かなりざっくりですが、昆虫の味は大きく分けて4パターンに分けられると思います。

  • 小エビ、甲殻類系
  • ナッツ、豆系
  • 甘味、クリーミー系
  • その他独自系

【小エビ・甲殻類系】バッタ、コオロギ、ムカデなど

バッタ素揚げ

バッタ素揚げ

昆虫の身体は殻(外骨格)で覆われています。その殻の成分はエビカニと同じ「キチン質」で出来ていて、その味が主に感じられる昆虫が、結果として

「小エビに似てる」味

と表現するのが近いかな~。となります。

「エビのしっぽ」の味

と表現した方が近いかも。と思う向きもあります。

小エビ系の味がする昆虫といえば
バッタ、イナゴ、コオロギ、ムカデ、カマキリ、トンボ
あたりになります。

バッタ、イナゴはまんま小エビじゃないでしょうか。
強烈なジャンプ力を誇る後ろ脚は固いので、人によっては取り除いてから食べる場合もあります。
素揚げで食べる場合、バッタ、イナゴよりもコオロギの方がサクサクと軽く食べやすいです。

ムカデやトンボも素揚げにするとパリパリサクサクになって食べやすいです。

日本で昆虫食といえば「イナゴの佃煮」が最も一般的に認知されているかもしれません。
しかし佃煮は醤油と砂糖の味がほとんどでイナゴの味はほぼわかりません。
でも佃煮はイナゴの形がまんま残っているので、昆虫食のスタートを切るには案外最適な料理かもしれませんね。

【ナッツ・豆系】セミ幼虫、ジョロウグモ、ミールワームなど

セミ幼虫の燻製

セミ幼虫の燻製

色んな味の昆虫がいる中で、最も食べやすくて美味しい、初心者にもおすすめできそうなのがこのナッツ・豆系の味がするグループだと思います。

このグループの昆虫はだいたいビールのつまみに最高です。

ちなみに僕が一番好きなのが「セミの幼虫」です。

セミの幼虫は素揚げにしてもナッツの味がして美味しいですが、一番美味しいのは燻製です。まんまスモークナッツです。

ミールワーム(爬虫類のエサとしてペットショップで販売されています)も素揚げにして塩を振るだけで最高のおつまみになります。ペットショップで生体が売られているので入手しやすいのもポイント高いです。

【甘味・クリーミー系】ハチノコ、アリノコ、カミキリ幼虫、ゴキブリ類など

スズメバチ幼虫の串焼き

スズメバチ幼虫の串焼き

食材としての昆虫の中で、最も高価、貴重な部類に多いのが「甘味・クリーミー系」だと思います。

今でも岐阜県を中心に食べられているクロスズメバチ(ヘボ)の幼虫はその採取の難しさ等もあってかなり貴重な食材ですが、炒って食べると白子のような食感でほんのり甘く、大変美味しいです。

アジア系食材店で手に入るアリノコも似た感じで甘みを感じますが、小さいので食感はどちらかというとプチプチしています。

薪割りで生木を断ち割ると取れるのがカミキリ幼虫ですが、その味は甘味・クリーミー系の最高峰として好きな昆虫食材ナンバーワンにあげる人も多いです。
ただし生木を断ち割る機会が激減した今ではある意味スズメバチ以上に入手困難な食材とも言われています。

マダガスカルオオゴキブリ、デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)など、爬虫類を扱うペットショップにて活餌として販売されているゴキブリ類も、素揚げや塩ゆでなどして食べると、けっこう身が詰まっていて甘味を感じます。

外骨格のキチン質もあるので、小エビ系の味も同時に味わえます。

「ゴキブリ」というイメージが先行して昆虫食の中ではハードル高めな食材かもしれませんが、逆に見た目のインパクトの強さが人気の食材でもあります。

【独自系】タガメ、サクラケムシ、カイコ、サクサンなど

カイコ蛹の卵とじ

カイコ蛹の卵とじ

昆虫食がおもしろいと最も感じるのがこのグループです。

香りや味がそれぞれ独特で、初めて出会った時の衝撃は他では味わえません。

タガメ(メンダー):ラフランスの香りと味

池や沼などに棲む肉食昆虫のタガメ。日本ではほとんど見られなくなった希少種ですが、タイの屋台では普通に売られていたりします。

何故こんな香りが?と不思議でしょうがないのですが、固い殻の中に詰まった身からは洋ナシ(ラフランス)の香りがします。

味も洋ナシみたい。

タイではこのタガメの身をチリペーストに混ぜ込んで独特の香りのする調味料として使っていたりもします。

サクラケムシ(モンクロシャチホコ):桜の香りと味

夏になると桜の木に湧く毛虫はつい最近まで苦手な虫の筆頭だったんですが、この毛虫(モンクロシャチホコ・蛾の幼虫)が実は香りも味もまんま桜の塩漬け!桜餅!で実に美味しい。という事が分かってからだいぶ苦手意識がなくなりました。

ちなみにびっしり生えている毛は乾煎りするとほぼ抜けます。

カイコ・サクサン:独特な香りと味

絹を作ってくれるおカイコ様は、繭を取られると中の蛹が産業廃棄物として捨てられる運命ですが、その蛹が食材として美味しくいただけます。

ただしその味は独特で好き嫌いが分かれるところです。(僕は好きですが)

他に例える例も思い浮かばない独特な香りと味です。おそらくエサとして食べていた桑の要素が強く残っているのだと思います。

中国系食材店で冷凍で売られている蛾の蛹(サクサン)も独特な味で好き嫌いが分かれる食材です。(僕はこっちはあまり好みではないです)

美味しい虫ランキング

バグパエリア

バグパエリア

昆虫食を楽しむ人や、昆虫食に興味のある人の間で度々交わされる会話の一つに

「どの虫が一番美味しい?」

というネタがあります。

かなりの割合で挙げられる定番の虫もいれば、意見が分かれる虫もいて、結構盛り上がるネタでもあります。

というわけで、ここで僕が好きな美味しい虫ランキングを発表します。

  1. セミの幼虫:素揚げ、唐揚げ、燻製などビールのつまみに最高。
  2. ミールワーム:素揚げ、乾煎り。ペットショップで買える手軽さと味の良さ。
  3. オオスズメバチ幼虫:炒め、塩ゆで。甘い白子のような食感。高級食材。
  4. マダガスカルオオゴキブリ:素揚げ。刺激的な見た目とボリューム感。
  5. バッタ、コオロギ:天ぷら。ド定番の小エビ味。秋の楽しみ。

昆虫食に興味のある人はこのランキングを参考にチャレンジしてみるのもアリですよ~。


この記事は昆虫料理関連の記事3部作の1つです。関連記事はこちら

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