お歳暮お中元のやめ方断り方。角を立てずに円満に止める方法とは

贈答品

お歳暮やお中元、感謝の気持ちなどから贈り始めたは良いですが、いざ止めたい時にはどうしたらよいのか困ってしまいます。

年と共に状況や環境が変化するのは当然のことですから、お付き合いが疎遠になってしまったり、もう既にお礼の気持ちは充分に伝えたと思えるのならば、お歳暮、お中元のやめ時かもしれません。

ではどうしたら角を立てずに円満にやめる事が出来るでしょうか。

また逆に、贈られて困るお歳暮、お中元を失礼にならないようにお断りするにはどうしたらよいでしょうか。

一番失礼なのは「虚礼」

お歳暮、お中元とは、お世話になった方や大切に付き合っていきたい方に、日頃の感謝の気持ちを伝えるため、また元気でやっている事を伝える季節のご挨拶として贈答品を贈る行事です。

そうした気持ちがある間はいつまでも贈り続ければよいのですが、例えばお付き合いが疎遠になっているのに贈り続けるのは「虚礼」といい失礼にあたる行為と言えます。

なぜ虚礼が失礼かというと、すでに付き合いがない相手から贈答品が贈られ続けるのは気兼ねしてしまうからです。
また贈る側も相手の事を考えずに贈っている訳ですから気持ちがこもっていません。

そうして品物だけのやり取りをするのは経済的にも心理的にも負担になります。

もしかしたらお相手も仕方なく返礼品を贈り返しているかもしれません。

ですから「虚礼」になっているなら、思い切って止めた方がお互いのためにもなるのです。

お歳暮、お中元のやめ方

では今まで贈り続けていたお歳暮、お中元を円満に止めるにはどうしたら角が立たないでしょうか。

「こうするのがマナー」といったやめ方が決まっている訳ではありません。
ここは常識的な大人のマナーとして対応すれば大丈夫です。

なので、どの方法がよいかは相手との関係性にもよりますが、やめ方としては

  1. すっぱりやめる
  2. お互いに話し合ってやめる
  3. 最後の贈答品にお礼状を付けて翌年からやめる
  4. 段階的にやめる

の4パターンが考えられます。

1・すっぱりやめる

お付き合いも疎遠で顔を合わせる事もなく、こちらから一方的に贈っているだけのような場合であれば、すっぱりやめてしまって問題ないでしょう。

前触れもなくやめる事はなんら失礼ではありません。

2・お互いに話し合ってやめる

両親や親戚、会社の上司など、付き合いがある相手に対しては思い切って
「やめませんか」
と言ってみるのも手です。

経済面や形骸化しているなど理由もそれとなく伝えれば、大抵はわかってくれるはずです。

もしあれこれ言われるならば、また対応を考えましょう
(金額を下げる、付き合いを考える・・・等)

3・最後の贈答品にお礼状を付けて翌年からやめる

今回で最後。と決めて贈答品にお礼状を添えるのも失礼にあたらず気持ちよくやめられる方法です。

文例として
「いつも結構なお品を頂きありがとうございます。これからはどうぞお気遣いなく、どうぞよろしくお願い致します。」
「今までありがとうございました。これからはお互い気を使うことなくお付き合いの程よろしくお願い申し上げます」
「今まで大変お世話になりました。これからもどうぞお体を大切に」
といった言葉を添えます。

4・段階的にやめる

いきなりやめてしまうのはどうにも気が引ける。という場合は段階的にやめる方法もあります。

  1. 贈答品のグレード(金額)を下げる。
  2. お歳暮、お中元両方を贈っているならお歳暮だけにする。
  3. お中元の代わりに暑中見舞いにする
  4. お歳暮の代わりに年賀状にする
  5. 暑中見舞い、年賀状もやめる

上記の方法(5段階)が一番ゆるやかなやめ方の例ですが、暑中見舞いや年賀状は送らないなど、相手との関係性でアレンジも可能です。

なお、お歳暮とお中元、どちらかだけにする場合はお歳暮だけにするのが正しいマナーです。
お歳暮は一年の締めくくりの挨拶でもあり、お中元よりも重要視されているからです。

一度きりの贈り物なら「御礼」として贈る

お歳暮、お中元は基本的にずっと贈り続けるものです。

もし「今年お世話になったから」といった気持ちで一回だけ贈るのならば、「お歳暮」や「お中元」ではなく「お礼」として贈るのがマナー的にも正しいです。

贈られて困るお歳暮、お中元を断る方法

贈られて困るお歳暮、お中元、というものもあるのではないでしょうか。

いただいたからにはお返しをしないといけない気にもなりますし、お返しをすると相手も「その気がある」と考えてしまいます。そしてズルズル繰り返してしまうのはまさに「虚礼」といえるでしょう。

とはいえ相手はあくまで「厚意」で贈ってきたものですから、無下に断るのもまた失礼といえます。

ですので、なるべく角を立てず円満にお断りするための方法として、贈答品への「お礼状」を書いて送るのが有効です。

お礼状にはまず「厚意に対する感謝」を述べたうえで「今後の贈答を辞退する旨」を記します。

あくまでも先方の気持ちや厚意を尊重する姿勢と配慮が大切です。

受け取れない贈答品をお返しする場合の方法

あまりない事例かもしれませんが、相手との関係性によってはとても受け取る事のできない贈答品である場合もあるかもしれません。

その場合は、いただいた品の包装を開けず、そのまま上からさらに包装し直してお礼状を付けて送り返す対応をします。

お礼状は
「せっかくですが御遠慮申し上げます。お心遣いありがとうございます。」
と相手の厚意を尊重した上で丁重にお断りをする旨を記します。

しかしながら贈り物を返すのはかなりきつい対応となります。
相手との関係もどうしても角が立つ事になると考えられますので、慎重に対応しましょう。

やめ方は相手の気持ちも考えて

気持ちのこもっていない贈り物は意味がありませんし、もしかしたら相手も負担に感じているかもしれません。

また受け取りに困るお歳暮お中元を受け取り続けるのもかえって失礼にあたります。

やめたい。と思った時がやめ時です。

相手の気持ちを尊重した対応であればきっと失礼にならずやめる事ができるでしょう。

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