世界一臭い食べ物!シュールストレミングを食べた!匂いとか味とか注意点とか

世の中には色々「臭い」食べ物がありますよね。

身近なところだと納豆とか、ニンニクを臭いと表現することもあれば、糠漬けとかお漬物を臭いと感じる人もいるし、パクチーの匂いがダメな人もいますね。

でも、臭いのと味は別の話。むしろクサいけど美味しい!ことだってよくあることです。

さて、世の中の臭い食べ物の中で、一番クサイ食べ物は何か?というランキングに絶対王者として君臨する食べ物があります。その名は・・・

シュールストレミング

一言で言うと、この食べ物は「塩漬けニシンの缶詰」
主にスウェーデンで作られ食べられている発酵食品です。

シュールストレミングとはスウェーデン語で
sur(シュール)酸っぱい」「strömming(ストレミング)バルト海産のニシン」
という意味だそう。

  • ニシンの切り身を塩水に浸して発酵させた保存食の一種。
  • 発酵臭が強烈。
  • 缶の中で発酵が進んでいるのでガスの発生で缶が膨らんでいる。
  • 発酵が進み過ぎると缶が爆発することもある。

というのがシュールストレミングの大まかな説明ということになるんだけど、缶が爆発するとかも恐ろしいんだけど、その最大の特徴が「とにかく強烈に臭い!」こと。

シュールストレミングがどれだけ臭いのか。

wikipediaのシュールストレミングのページにある説明によると、臭いを数値化して表す臭気指数計(Au:アラバスター)で

  • 納豆・・・452Au
  • くさや(焼く前)・・・447Au
  • くさや(焼いた状態)・・・1267Au
  • シュールストレミング・・・8070Au

と、くさやの約6倍、納豆の約18倍という強烈な臭いであることが数字で示されています。

実は日本でも普通に買える

実はこのシュールストレミング、日本でも普通に買えます。

一番手に入れやすいのはアマゾンとか楽天とかのネット通販。

ただし輸入に制限のかかっている商品のため、個数が売れてしまったら次の仕入れがあるまで売切れ状態が続くこともあるので、いつでも買えるという訳でもなさそう。

注意書きを必ず読んで守ろう(でないと大変なことになる)

シュールストレミング缶裏

缶の裏面には輸入業者さん(川口貿易)による日本語の説明が貼られているのですが、この説明文がずいぶん物騒なんです。

発酵臭が強烈なので屋外で開缶してください。室内で開缶しますと部屋中に臭いが充満します。開缶の際、内部の漬け汁が噴出することがあるので、服などに付かないように十分に注意してください。一度付いてしまうと洗っても取れません。

つまり

強烈に臭いから外で開けろ!服に付いたらその服はもう着れないぞ!

という、いわば警告文です。

食品の説明文でここまで書かせるあたり、本気でヤバい食品だということがビシビシ伝わってきます。

開缶は阿鼻叫喚!どんな臭いなの?味は?

実はこのシュールストレミング、変わった食べ物を食べる同好会グループの花見の席で用意されたもので、事前に

「一番面白い開け方を考えた人が開けていいよ」

というお題が出されていたんです。

ちなみに前年度は裸にふんどし&ガスマスクといういで立ちで開缶したそうです。

で、今回は「二人羽織で開ける」に決定wwwwwwww。

わざわざ自らをさらに危険な状態に近づけるチャレンジです。

開缶の準備として地面にはブルーシートを敷き、二人羽織&汁の噴出から身を守るためのレインコートを着用。一応なんにでも使える古新聞もかたわらに用意。

高い缶詰なので食べる人は一人500円払って食べる。というルールのため集金用の紙皿も置かれました。

いざ開缶!ところが二人羽織の後ろの人が早々にびびって退散。結局二人羽織は実現せず一人で開缶することになりました。

シュールストレミング開缶の瞬間です。

少し膨らんだ缶に缶切りを差し込みました。注意書きにあった「汁の噴出」を恐れていましたが、発酵度合がまだそこまで進みきっていなかったのか噴出はせず。安堵と残念感が入り混じります。

しかし、缶切りを差し込んでからすぐ、さっそく噂の臭いが漂います。
周囲のギャラリーもザワつきます。

「ドブの臭いがする」

「ヘドロの臭いがする」

「臭え!臭え!」

「食い物の臭いじゃねえ!」

「ヤバイヤバイヤバイ臭いめっちゃヤバイ」

そしてついに開缶。一気に臭いが広がります。

「クセェ!!!!!」

漫☆画太郎先生のマンガに出てくるワンシーンみたいなリアクションですが、マジでこれが臭いんです。

シュールストレミング中身

本当に「ドブの臭い」という形容詞がぴったりの嫌な臭いです。

スウェーデン人はよくこんなものを食べ続けているな!と突っ込みを入れたくなるような、若干怒りすら覚えるレベルの臭さです。

「屋外で開けること」「服に着いたら終了」という注意書きが大げさでなくマジな警告だという事が瞬間的に理解できます。

風があまり吹いていない日だったので、臭いは周囲数mの範囲で臭います。
これが室内だったら逃げ場がないのでマジで悲惨です。

シュールストレミング一切れ

身はふにゃふにゃにとろけた状態です。
味は、塩水に漬けているだけあってかなりしょっぱいです。
でもしょっぱさの中にニシンの旨みがちゃんと感じられます。
とろけた食感と相まって美味しいです!こんなにドブ臭いのに!

今回は味を知るためにあえて何もせずそのままで食べましたが、本場スウェーデンではジャガイモ、タマネギ、サワークリーム等と一緒に食べるのが一般的だそうです。

たしかに他の食材と合わせる事でしょっぱさが良い塩梅になりそうです。

臭いが全然取れない

さて、大騒ぎで楽しくシュールストレミングを食して盛り上がったお花見もお開きになり、帰り支度になりましたが、缶を触った手も、数切れ食べた口の中も、もう全然臭いのが取れないです。

公園のトイレで何度も何度も石鹸手洗い、うがいしましたが、まったく臭いが衰える気配すらありません。

どうしようもないのであきらめて帰宅の途に就きましたが、残念ながら交通手段は電車。
乗り合わせた方々には大変臭いご迷惑をおかけしたのではないかと思います。
つり革を掴む手からぷ~んとドブ臭。ごめんなさい。

家に帰ってすぐに風呂に入って2度全身を洗いました。
ようやく少しはマシになった気がしましたが、実際はどうだったのか。

結論:シュールストレミングはクサイけど美味い

強烈な臭いがあまりに刺激的なシュールストレミング。
でもその臭いの先にはしっかりと旨みがある美味しい食材でした。

本場では・まず冷やして減圧する。・水に沈めた状態で開ける。などしっかり臭い対策も確率されていて美味しくいただく方法があるので、次の機会にはそれらも挑戦してみたいですね。

開缶の瞬間みんなが「クセェ!」と言いながら笑いがとまらなかったのが最高でした。

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