ふぐの子(ふぐ卵巣の糠着け)絶対食べちゃダメ!なはずの猛毒部位を食べる究極珍味

ふぐの子盛り合わせ

ふぐの子(ふぐ卵巣の糠着け)とは、あの猛毒を持った魚「フグ」の絶対食べてはいけない部位「卵巣」を2~3年以上ぬか着けすると、何故か猛毒が消えて食べられるようになる。というとんでもない珍味です。

しかも「なぜ毒が消えるのか」という理由、メカニズムについては未だ解明されていない・・・という怖ろしい話も。

石川県の一部地域でのみ作られている究極珍味「ふぐの子」しかしその味は濃く深い旨みがあって、お酒のつまみに最高なんです。完全日本酒向け。

そんな「フグの子」を食べました。

石川県では割とどこにでも売っている。

猛毒テトロドトキシンを多く含んだ超危険部位「フグの卵巣」を2~3年間糠漬けして作る「ふぐの子」
高級魚でもあるフグということもありますし、完成までに2~3年を要する。という事からも、さぞかしお高い高級料理、高級珍味なんじゃないかと思いましたが、実はそんな事もなく、大抵真空パックされた状態のものが千円前後で売られています。

金沢駅のお土産物売場「あんと」や香林坊「大和」百貨店をはじめ、石川県内でならお土産物屋さんやスーパーの鮮魚コーナーあたりを探せば案外どこにでも売られています。

僕は最近出来たばかりの小松市の「イオンモール新小松」のスーパーで見つけて買いました。

また石川県に行かなくてもネットでもアマゾン、楽天で全然買えます。

実は地元民はそんなに食べない

石川県内ならば割とどこにでも売っている「ふぐの子」ですが、実は石川県民でも食べた事がない人が多いです。

僕のおかん(生まれも育ちも金沢)も「食べた事ない」と言ってましたし、ヨメさん(小松市出身)も、地元友人達も、食べた事ある人は一人もいませんでした。
皆「ふぐの子」を知ってはいるんだけれど、わざわざ食べない。というスタンスのようです。

いわゆる「珍味」なので、一部興味のある人が手を出す。にとどまっているのかもしれません。

かくいう僕も数年前に金沢市内の居酒屋で一度食べたきりでした。

ふぐの子を食べてみた

ふぐの子

今回購入した「ふぐの子」は原清商店さんのものです。
「ふぐの子」生産のメッカ、白山市美川町の商店です。

毒が完全に消えている事を検査証明する「石川県ふぐ加工協会」の検査済之証シールが貼られています。

真空パックされているふぐの子の大きさはおよそこぶし大程度。
卵巣を半分に切った状態です。

原材料はごまふぐの卵巣に塩、米糠、糀、うるめの魚醤。昔ながらの材料で伝統的な製法で作られています。(毒が消えるメカニズムが解明されていないので製法を変えられない。という話も)

ふぐの子表示

そのまま食べる。開封~切り分け

ふぐの子の食べ方は色々ありますが、今回はシンプルにそのまま切り分けて酒のつまみとすることにしました。

まず外側の真空パックを包丁を使って開封します。
ふぐの子に密着する様にもう一重ビニールで覆われています(最初見た目では分からず包丁を入れて気付きました)ので、そのビニールも剥がします。

端の方は崩れやすいですが、中心部分に近付くほど身がしっかりして崩れることなく切り分ける事ができます。

端のぐずぐずに崩れたところも全部皿に乗せたので見た目はよろしくないですが、切り分けてみて改めて結構な量だと思いました。一人で食べるには多すぎる量です。

実食。食べてみた感想

ふぐの子盛り合わせ

結構な量なことはあらかじめ分かっていたので、今回は東京都内の友人宅のホームパーティ(数十人集まった)で振舞いました。

ふぐの子の存在も知らない人が多い中でサプライズ的に振舞いましたが、みんな興味津々ですぐに売り切れてしまいましたね。

臭いはそれほど強くないです。
磯臭さと糠臭さが混ざったような香りです。

僕は好きな香りでした。

魚卵系はだいたい味が濃いですが、ふぐの子は特に味が濃いです。特に塩味が濃い。
糠の風味というより魚醤のしょっぱさが強いのかも知れません。

とにかく味が濃くてしょっぱいので、少しかじって日本酒などお酒を口に含むと最高に美味いです。
あまりたくさん一気に食べるのはお勧めできないですね。
ちょびちょびつまむのが正しい食べ方です。

ふぐの子初体験の人達(20代~40代の男女)に感想を聞きましたが、皆揃って
「これは美味い!」
「完全に日本酒向けだね」
「いかにも珍味な味だわあ」
と好評でした。

「これの作り方が発見されるまでに何人死んだんだろーねー」
「これ確実に痛風になるやつだわー」
という声も。はい、僕もそう思います。
色んな意味でキケンな香りのする珍味ですね。

アレンジも色々出来る楽しい食材

今回はシンプルにそのまま切り分けてつまみとして楽しみましたが、他にも

  • 軽く炙ると香ばしさが際立つ
  • おにぎりやお茶漬けの具として
  • ほぐしてパスタと絡める(たらこパスタの要領)

などなど、色々アレンジして楽しむことができるようです。

ネットでも気軽に買えるので、ぜひ試したいですね。

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