うつ病の時辛かった接し方、禁句、NGワードまとめ。その言葉はこう聞こえるからやめてほしい

うつ病禁句NGワード

うつ病の時は人の発した何気ない一言でさえも大きく傷つき深く落ち込む事が少なからずありました。

うつ病の時というのは、健康な時と比べて他人の言葉や感情にとても敏感になっています。
しかも相当なネガティブバイアスがかかった状態で捉えてしまうので、ちょっとした一言や、よかれと思って言ってくれた言葉でさえも大きなストレスになってしまうのです。

ここでその当時、僕はどんな言葉、接し方が辛かったか。
実際に言われた禁句、NGワードと、その時自分はどう捉えていたか。
をまとめました。

イライラ。感情的な言葉は責められているように感じる

とくにうつ病でなくても、イライラしている人には近づきたくないですし、感情的な言葉を投げかけられたらイヤな気分になりますよね。

うつ病の時にはその傾向が一層激しくなり、またそのイライラがどこに向いているのかは関係なく

イライラ=自分が責められている

と感じてしまっていました。

なので例えば

「あームカツク!!!」

みたいな言葉ひとつでも、それが自分に向けられた言葉でないと分かっていてもドスンとダメージを受けていました。

いわく、うつ病の時は自分と他人の境目が曖昧になってあらゆるネガティブ要素を自分と結びつけてしまう思考をしてしまうせいであると考えられます。

自分が原因だともう最悪です

そんなわけで自分とは無関係のイライラでさえも過剰に反応してビクついているのに、これが自分が原因の場合はもう最悪です。

とはいっても、自分が何か悪いことをしていて相手をイラつかせている。という訳ではなくて、例えば

  • 無気力であったり
  • 意思をはっきりと示せなかったり
  • 終始暗い顔をしてうつむいている

といったうつ病の症状によって、周囲の人(特に家族など)を時にイラッとさせてしまうのです。

うつ病が病気だと分かっていても、一緒に暮らしている人が終始暗い顔をしていればイライラしてしまうのも当然といえば当然です。

家の場合は、僕とヨメさんの2人暮らしでしたので、ヨメさんがイライラした時に言われた言葉で僕が大ダメージを受けてさらに暗い顔をしてうつむいてしまう。という悪循環がしばしば起こりました。

「いつ治るの?」
「はいはい、私が悪いんでしょ」
「自意識過剰なんだよ」
「いい加減にしてよ」
「勝手にすれば」

言葉だけでなくニュアンスや表情や仕草など、イライラしていることをこちらも敏感に感じますので、

「イライラさせてしまって申し訳ない。ごめんなさい」

と申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

しかし、それと同時に

「でもどうしようもない。どうすればいいのか分からない」

といった袋小路に追い込まれたような感覚も同時に覚えます。

そんな時に
「自分がいなくなれば解決する」
「消えてしまいたい」

といった考えがよくよぎっていました。

最悪自殺にも繋がる発想なので、本当に危なかったです。

理解のない言葉は否定されている様に感じる

うつ病を病気として見られていない。
暗い顔をしているのはお前が弱いからだ。

みたいな言われ方をされるのは悲しかったです。

「気の持ちようなんじゃないの?」
「根性が足りないんだよ」

まるで本当は病気じゃないと疑われているみたいです。
自分を否定されているに等しいと感じましたし、言い返す気力もなく。どっぷりと絶望感に襲われました。

また

「ガラスのハートなんだよね」

みたいな茶化したような言われ方もとてもイヤでした。

こっちは真剣に辛くて悩んでいるのに笑われている。軽く見られている。という風に感じてしまうのでした。

選択や決断は難しい。
出来ないことが浮き彫りにされて辛い

うつ病の症状の一つとして、とにかく考えがまとまらない。考えることが難しくなる。というものがあります。

なので

「これからどうするの?」
「どうしたいの?」
「どうすればいいの?」
「考えてよ」

など、選択や決断などを迫られてもそれはムリな注文にしか聞こえません。
むしろ「はっきりしろ!」と責められている風に聞こえていました。

またネガティブな視点で埋め尽くされていて先の見通しなどまるで出来ないので、将来のことなど全く答えられません。
よろしくない現状、現実を突きつけられているとしか思えないので、さらに落ち込んでしまいました。

励ましはかえってマイナス

よかれと思ってかけてくれた

「がんばれ!」
「元気だして!」

といった励ましの言葉は、僕にとっては本当に辛い言葉にしか聞こえませんでした。

特に「がんばれ!」は本当に辛過ぎて、言われるのも辛いですが、自分で口に出すことすらはばかるぐらい嫌な言葉のナンバーワンでした。

励ましの言葉は、うつ病フィルターを通すとプレッシャーにしか聞こえません。

「頑張れないし、元気が出ないからうつ病なのに、何をどう頑張れというのか?」
あるいは
「もうこれ以上頑張れないけど、まだ頑張りが足りないと言われているのか?」
と感じて困ってしまうのです。

本来良い意味の言葉だと頭では分かっているのですが、感情が拒絶反応を起こしているので、言われた時にどう反応すれば良いのか分からず困っていました。

根拠のない励ましはがっかりするだけ

 
「大丈夫、きっと治るよ」
「何とかなるから」

といった励まし方も、もちろん「良かれ」と思ってかけてくれた言葉ですが、僕からするとなんだか適当なことを言っている風に聞こえてしまうので、励まされるどころか

「大丈夫の根拠はどこにあるんや。適当なことを言うな」
「何も分かっていない」

と感じていました。

本来励ましの言葉というのは、辛い状況もポジティブに向き合えば活路が開ける。という意味が込められています。
ですがうつ病患者の場合は何一つポジティブに捉える事が出来ないので、励ましの言葉は全てネガティブな言葉に脳内変換されてしまうのです。

気分転換、娯楽を楽しめないので
かえってストレスになる

家族や友人知人から

「〇〇に行こうよ」
「一緒に〇〇したいね」
「きっと楽しいよ」

と誘われるのもまたストレスに感じていました。

気分転換、気晴らしになりそうなので一見良さそうに聞こえますが、僕自身はそういった娯楽を素直に楽しめる心境でなかったですし、また興味や意欲がほとんど湧かないので、誘いを断るのが負担で辛かったです。

またそういった娯楽を素直に楽しめない。楽しんではいけない。誘いに素直に乗れない自分のことがとんでもなくつまらない人間に思えて落ち込みのネタになる。という悪循環にもなっていました。

どんな言葉もネガティブ変換していました。

  • イライラ、感情的な言葉もダメ
  • 理解のない言葉もダメ
  • 選択や決断を求められるのもダメ
  • 励ましもダメ
  • 気分転換のお誘いもダメ

具体的な禁句、NGワードの例として上記を挙げましたが、実はこれらに限らず、ちょっとした言い方やニュアンスの違い。表情や仕草など雰囲気の違いからも、あらゆる言葉がネガティブな方向に聞こえる可能性がありました。

これはつまり、自分自身を否定的にしか捉えられず、またそんなダメダメな自分が
「人からどう思われているのか」
と過剰に顔色を気にしてしまう(かといってご機嫌をとれる訳でもない)傾向が強かったからです。

うつ病真っ盛りの頃の自分にとっては自分は最低最悪最底辺で、自分は何も出来ない人間で、周りは自分の事を必要としていなくて、迷惑をかけるだけの存在で、消えてなくなってしまった方が世のためになるし自分も苦しまなくていい。

と割と本気でそう考えていたので、あらゆる言葉を

  • 責められている
  • 応えられない
  • 理解されていない

と解釈していたのです。

どんな接し方、言葉なら大丈夫なのか

では本当はどういう言葉をかけてほしかったのか。
どう接してほしかったのか。

というと、

  • ほっといてほしい
  • 穏やかに、フラットに接してほしい
  • こちらに何も求めないでほしい
  • 期待しないでほしい

と思っていました。

※この体験記は個人の記憶と主観に基づいて書かれています。
医学的な情報などはなるべく正確を期す様に心掛けておりますが、あくまで個人の体験談として読まれるようお願いします。

※※※目次※※※

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