うつ病再発。そのきっかけとは。絶望感で生きた心地がしない

うつ病再発

うつ病のやっかいなところは「再発」の恐れがなかなか拭い去れず、またいつ再発するかなかなか読めないところにあります。

ほとんど寝たきり状態だった最悪期から抜け出して、まだまだそううつ状態で感情のコントロールがままならないとはいえ、徐々にその波も収まりつつありうつ病から回復の兆しを感じていたはずの頃、その瞬間はふいに訪れました。

再発のきっかけ

思い返すに、再発のきっかけは僕の場合2つありました。

1つは「否定された」と感じたこと。
1つは家族のストレスが限界に達したこと

同時期に2つ続いたことで立ち直れないほどの大ダメージを受けました。

1発目:調子こいて墓穴を掘る

その当時ちょくちょく会っていた友人Aとの酒の席でした。

アルコールが入った勢いも手伝ってそううつの「そう」状態全開でテキトーなことをベラベラとしゃべり倒していい気分でいる時に友人Aに
「おまえは底が浅いよねー」
的なことを言われ、それまでの「そう」状態から一気に叩き落された感じになり、その場は解散で何事もなかったものの、翌日翌々日そのまた翌日と何日間も怒りが収まらず、同時に激しい自己否定にさいなまされ続けました。

おそらく酒の席の何気ない一言だったのでしょう。
しかしこちらはそうフラットに捉えることが出来ませんでした。

「たしかに自分は底が浅いかもしれない」という自己否定と
「なんであいつにあんな事を言われないといけないんだ!」という怒りと
確かに調子こいていてテキトーな事を言っていたことの恥ずかしさと
それから連想ゲームのように次から次へと自分のダメな部分が浮かび上がってきて止まりません。

この1発が大きなダメージとなって長く尾を引くこととなりました。

2発目:家族のストレスが限界に達する

2人暮らしのヨメさんには本当に苦労をかけていました。
うつ病を抱えて制御不能の感情を持て余している自分と一緒に生活をする。
その大変さは計り知れないものがあります。

それだけで充分ストレスフルな環境だと思いますが、
加えて当時、某大手企業に勤めていたヨメさんは部署異動で「カスタマセンター」に配属となっていました。

カスタマセンターとは要はクレーム対応です。
日々クレーム電話に対応しなければいけない過酷な仕事です。

ヨメさんも仕事のストレスがみるみる膨らんでいき、家でグチをこぼすことが多くなっていきました。

家族がうつ病
仕事でクレーム対応

ストレスフルな環境に挟まれていれば不機嫌な時間が多くなるのも当然だと思います。

いつしか僕へのアタリもきつくなり、何かのきっかけで何か結構なきつい事を言われ(あまりに衝撃が強すぎて記憶がないのです)、先に友人Aとの間で受けた大ダメージの影響がまだまだ色濃く残っていたところに追い打ちのようにさらなるダメージを受けたのが決定打となり、うつ病再発へと転げ落ちたのです。

うつ病再発で表れた「希死念慮」

再発によって、僕ははじめて「希死念慮」を抱くようになりました。

「希死念慮」つまり「自殺願望」です。

かつての最悪期の時にはなかった感情です。
最悪期の時には寝たきりで感情が完全に死んでいたので、何も考えられない、何も感じられない状態でした。だから自殺願望もなかった。

ところが再発期にはそこまで落ち込まなかったかわりに強烈な自己否定が嵐のように吹き荒れていたので
「消えてしまいたい」
「死んだほうがマシだ」
という思いがぐるぐると回り続けました。

生きた心地がしない。生き地獄とはあの時のことだな。と思います。

※この体験記は個人の記憶と主観に基づいて書かれています。
医学的な情報などはなるべく正確を期す様に心掛けておりますが、あくまで個人の体験談として読まれるようお願いします。

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