ピースボート船内見学会に参加してみて感じたこと

ピースボート-オーシャンドリーム号前景

「ピースボート」といえば「世界一周99万円」というキャッチコピーのポスターが街のあちこちやお店の一角に貼られているのを見てずっと気になっていました。

先日たまたま、横浜に寄港していて船内を見学することが出来る。というイベントを知ったので
「どんな船で世界一周するんだろう」
「どんな人達が世界一周に出るんだろう」
「ピースボートってそもそもどんな団体なんだろう」
というピースボートそのものへの興味、世界一周への興味、2つの興味を持って船内見学会に参加してきました。

実際に見て聞いてみて感じたことをここにメモしておきます。

ピースボート船内見学会への参加方法

NGO団体「ピースボート」が世界一周(地球一周ともいう)を実施している客船「オーシャンドリーム号」が世界一周から戻って日本の港(横浜や神戸)に停泊している間の数日に船内見学会は開催されます。

見学会に参加するにはまず参加申し込みの予約をする必要があります。
参加申し込みはピースボートのサイトや船旅の説明会などから行えます。僕の場合はサイトから申し込みました。

参加申し込みを行うと郵送で「予約確認書」が大量のパンフレット・資料と共に送られてきます。

船内見学会当日は、

  • 予約確認書もしくは乗船券
  • 本人確認書類(写真入り)
  • 参加費用:千円

を持参します。

受付で予約確認と本人確認をして参加費千円を支払うとネックストラップ式のゲスト乗船許可証と船内の地図を受け取り、いよいよ乗船です。

船内は一応順路も設定されていますが基本自由に見て回れます。
またボランティアスタッフ(ピースボート乗船経験者)による船内ツアーもあります。

クルーズ説明会や世界遺産の魅力を語るスライドショー、ラテンやベリーダンスなどのミニライブなども開催されていますので、見どころは多いです。

僕の場合はぐるっと船内を一通り見てまわって説明会とミニライブを1本見て約3時間の見学でした。

見学会に参加したからといって勧誘をしつこく受けるとかDMがしょっちゅう送られてくるとかは全然ないので軽い興味の人でも安心して見学できます。

何を期待してピースボートに乗るのか

非営利の民間団体(NGO)として30年以上活動が続いている「ピースボート」とはどんな団体で、どんな人達が、どんな船で、どんな船旅を体験するのか。

正直今回の船内見学会に参加するまではほとんど分からない状態でした。

これまで抱いていた印象としては

  • NGOの運営だからいわゆる「豪華客船の旅」とは全然違うんだろうな
  • ボランティアとか国際協力活動とかするのかな
  • よくない話も目にするけど実際どうなんだろうね

程度のものでした。

この印象は見学会によって解消した部分もあれば、分からないままの部分もあります。

船内を見てまわって

港からタラップを渡り船内に入って最初に足を踏み入れるロビーは小じんまりとしてはいますがそれなりの装飾が施された空間です。

ピースボート乗船ロビー

客室は各グレードを見てまわりましたが全体的に狭い印象です。とはいえ他の客船を見たことがないのでこれは比較のしようがないです。

ピースボート-セミシングルスタンダード2

船内にはレストランやバーの他にプールやジャグジー、ジムやステージなどの施設があります。いわゆるエンターテイメント施設があるので「思ってたよりもリゾート客船だなあ」という印象を受けました。
屋上デッキのプール、そしてプールサイドに併設するバーなんかリゾート感むんむんですよね。

ピースボート屋上プール

全体的に古い印象も受けました。

30年以上に渡って世界を回っている船なのでメンテナンスはしっかりされていると思いますが、客室の雰囲気など船内の作りがちょっとずつ古臭い。
「優雅さ」よりは「がんばってる感」を感じました。

船内スタッフには日本人以外も多く、また若い方が多い印象でした。
特に見学会の案内をするボランティアスタッフ(世界一周経験者)が若い女性ばかり(に見えた)なのが印象的でした。

見学会に参加している人は年齢層がとても幅広かったです。

若い女子グループから定年を超えた老夫婦まで、子供連れのファミリーも大勢いました。
なんとなくピースボートは若い人の船旅な思い込みがありましたが実際はそんなこと全然なさそうですね。

いわゆる「豪華客船の旅」とはやっぱり違うと思う

見学会のたかだか3時間程度ですが、感じたのは、やっぱり「豪華客船の旅」とは違うんだろうなあ」という印象でした。

船内は清潔ではありますが全体的に狭く、古い印象を受けました。

ピースボートが非営利の団体であること。見学会にボランティアスタッフが大勢参加しているように、ピースボートは行き届いたサービスを受ける上げ膳据え膳の旅ではなく、自ら動いていく必要のある自主性の強い旅なんだと思います。

街で見かけるポスターは「世界一周99万円」というキャッチコピーですが、単純に安く世界一周が出来る。という以上に旅に望む姿勢が大きく違うのだと思います。

一緒に見学会に参加した友人が「意識高い系バックパッカー」と言ったのがなんとなく的を得ている気がしました。

ボランティアとか国際協力活動とか

なんとなく「ピースボート」=「ボランティアとか国際協力活動とかを行う」と思いこんでいましたが、これは半分アタリで半分ハズレでした。

ピースボートでの世界一周旅行自体にボランティア活動などは特に盛り込まれていません。
世界遺産や名所絶景を巡る旅は他の旅行会社の旅と特別違うところはないと思われます。

では「ピースボート」=「ボランティアとか国際協力活動とかを行う」と思いこんでいたのはなんなのかというと、もちろんピースボート自体がNGO団体なのもそうですし、例えば見学会の案内スタッフや、街のポスター貼りをボランティアでまわしているとか、世界各地のNGO団体との交流プログラムがあることなど、他の旅行会社とは一線を画す活動が印象深かったからですね。

世界一周の船旅を「見聞を広める国際交流」と位置付けている姿勢がNGO色を強く印象つけていて「ボランティア~」といった思い込みに繋がったんだと思います。

よくない話も目にするけど実際どうなんだろうね

ピースボートをネットで検索すると良くない話がたくさんヒットします。
実際良くない思いをした方がいたのもまた事実なんだろうと思います。

一方で見学会の案内をするスタッフが元乗客でボランティアでスタッフをやっているなど、ピースボートの魅力を強く感じている人が大勢いるのもまた事実です。

結局のところ、ピースボートの旅をどう感じるかは、事前の情報収集と旅に臨むスタンスによって大きく分かれるんだと思います。

旅にトラブルはつきものですし、事前に知っていれば何でもない事でも知らなければ「思ってたのと違う!」となる事だってよくある話です。

少なくとも僕は今回、船内見学会に参加して実際に目で見て耳で聞いて、今まで勝手に思い込んでいた印象をいくらか補正することができました。
たかだか3時間程度ではありますが、とても有意義な体験でした。
そして、船で世界一周がしたくなりました。

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